Express 設定

Express 設定を使用する理由

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ネットワーク設定

スイッチは、IP アドレスを割り当てなくても動作します。ただし、デバイス マネージャから管理できるように、スイッチに IP アドレスを設定することを推奨します。設定しなかった場合、スイッチの前面パネルにある LED だけをスイッチ管理に使用できます。

Management Interface (VLAN ID)

スイッチを管理するための管理 VLAN の ID です。このフィールドが前のセッションで更新されていない場合、フィールドはデフォルトの VLAN IDである [1] を表示します。

デフォルトの ID は [1] です。管理 VLAN のデフォルト名は、[default] です。番号の範囲は、1 ~ 1001 です。

この情報はデバイス マネージャを使用して修正できません。この設定を変更するには Network Assistant または CLI を使用します。

注:スイッチとネットワーク管理ステーションが同じ VLAN にあることを確認してください。VLAN が異なる場合、スイッチの管理接続が失われます。

管理 VLAN は、特定のユーザまたはデバイス間で管理トラフィックが送信されるブロードキャスト ドメインです。特定のユーザ グループ(ネットワークの管理者など)に限定する必要がある管理トラフィックにブロードキャスト制御およびセキュリティを提供します。また、ネットワークのすべてのデバイスに安全な管理アクセスを常時保証します。

IP Address

IP アドレスは、ネットワーク上のスイッチに固有の識別子です。IP アドレスは、管理 VLAN にも割り当てられます。フォーマットは、ピリオドで区切られた 4 つの数値で記された 32 ビットの数値アドレスです。各数値の範囲は、0 ~ 255 です。IP アドレスとデフォルト ゲートウェイの IP アドレスは同じにできません。

注:Express 設定を使ってスイッチを初めて設定する場合、10.0.0.1 と 10.0.0.3 は IP アドレスとして使用できません。

スイッチに割り当てる IP アドレスが、ネットワーク上の他のデバイスの IP アドレスと重複していないことを確認してください。

Subnet Mask List

サブネット マスクは、スイッチが属するサブネットワーク(サブネット)を識別するネットワーク アドレスです。サブネットにより、ネットワーク上のデバイスを、より小さなグループに分割します。デフォルトは 255.255.255.0 です。

Default Gateway

デフォルト ゲートウェイの IP アドレスです。ゲートウェイは、スイッチを他のネットワークまたはサブネットワーク上のデバイスと通信させるために必要なルータまたは専用ネットワーク デバイスです。デフォルト ゲートウェイの IP アドレスは、スイッチの IP アドレスと同じサブネットに含まれる必要があります。スイッチの IP アドレスとデフォルト ゲートウェイの IP アドレスは同じにできません。

注:ネットワーク管理ステーションとスイッチが異なるネットワークまたはサブネットワークに属している場合には、デフォルト ゲートウェイを指定する必要があります。指定しない場合、スイッチとネットワーク管理ステーションは相互に通信できません。

すべてのデバイスが同じネットワークにあり、デフォルト ゲートウェイを使用しない場合、このフィールドに IP アドレスを入力する必要はありません。

Switch Password

パスワードは、1 ~ 25 文字までの英数字で、数字ではじまり、大文字と小文字を区別し、スペースを含めることができます。パスワードに ? またはタブを含めることはできません。また最初か最後にスペースを含めることもできません。デフォルトは、cisco です。

注:初期設定を終了するには、デフォルトのパスワード cisco を別のパスワードに変更する必要があります。

デバイス マネージャへのアクセスのセキュリティを保護するため、スイッチにパスワードを指定することを推奨します。

Confirm Switch Password

スイッチ パスワードを再入力します。

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Ethernet Management(Fa0)ポート設定

管理ステーションを Ethernet Management ポート(Fa0 ポート)に接続すると、CLI、デバイス マネージャ、または Network Assistant を使用してスイッチを管理できます。Ethernet Management ポートの詳細については、スイッチに付属の『Software Configuration Guide』を参照してください。

これらの設定は、Catalyst 3560-C スイッチでは使用できません。

IP Address

IP アドレスは、スイッチの Ethernet Management(Fa0)ポートの一意の識別子です。フォーマットは、ピリオドで区切られた 4 つの数値で記された 32 ビットの数値アドレスです。各数値の範囲は、0 ~ 255 です。

注:Express 設定を使ってスイッチを初めて設定する場合、10.0.0.1 と 10.0.0.3 は IP アドレスとして使用できません。

Fa0 ポートに割り当てる IP アドレスが、ネットワーク上の他のデバイスの IP アドレスと重複していないことを確認してください。

Subnet Mask

サブネット マスクは、Fa0 ポートが属するサブネットワーク(サブネット)を識別するネットワーク アドレスです。サブネットにより、ネットワーク上のデバイスを、より小さなグループに分割します。デフォルトは 255.255.255.0 です。

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オプション設定

Host Name

スイッチの名前です。名前は英数字最大 31 文字までに制限されています。名前に、?、スペース、またはタブを含めることはできません。デフォルト名は Switch です。

System Date

スイッチがネットワーク管理ステーションから自動的に読み込んだか、初期設定時に手動で設定された日付です。

System Time

スイッチがネットワーク管理ステーションから自動的に読み込んだか、初期設定時に手動で設定された時刻です。

Time Zone

スイッチがネットワーク管理ステーションから自動的に読み込んだか、初期設定時に手動で設定された時間帯です。

Daylight Saving Time

選択した時間帯が米国、ヨーロッパまたはオーストラリアにある場合に、チェックボックスが自動的に有効になります。このチェックボックスはその他すべての時間帯では利用できません。

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詳細設定

Telnet Access

Telnet を使ってスイッチの CLI にアクセスする場合は、[Enable] をクリックします。デフォルトは、[Disable] です。

Telnet Password

Telnet によるアクセスを有効化する場合、Telnet のパスワードも併せて設定することをお奨めします。

Telnet パスワードは、1 ~ 25 文字までの英数字で、大文字と小文字を区別し、スペースを含めることができます。パスワードに ? やタブを含めることはできません。また、先頭または末尾をスペースにすることはできません。

Confirm Telnet Password

Telnet パスワードを再入力します。

SNMP

Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)は複雑なネットワークを管理する一連のプロトコルです。CiscoWorks や他のネットワーク管理アプリケーションを使用してスイッチを管理する場合は、SNMP を有効化します。

SNMP を有効化するには、[Enable] をクリックします。デフォルトは、[Disable] です。

SNMP Read Community

読み取り専用のコミュニティ ストリングを設定すると、スイッチはネットワーク管理ステーションからの Get(読み取り専用)要求を有効にできるパスワードとして機能します。SNMP 読み取りコミュニティを設定すると、ユーザは MIB オブジェクトにアクセスできますが、変更はできません。

ストリングには最大 31 文字まで使用できます。ストリングに ?、スペースまたはタブを含めることはできません。読み取りコミュニティ ストリングと書き込みコミュニティ ストリングは同じにはできません。

SNMP Write Community

書き込みのコミュニティ ストリングを設定すれば、スイッチはネットワーク管理ステーションからの Set(読み取りおよび書き込み)要求を有効にできるパスワードとして機能します。SNMP 書き込みコミュニティを設定すると、ユーザは MIB オブジェクトにアクセスでき、変更もできます。

ストリングには最大 31 文字まで使用できます。ストリングに ?、スペースまたはタブを含めることはできません。書き込みコミュニティ ストリングと読み取りコミュニティ ストリングは同じにはできません。

System Contact

スイッチまたはネットワークの管理者の名前です。名前に ? またはタブを含めることはできません。

System Location

スイッチの物理的な場所。場所の名前に ? またはタブを含めることはできません。

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IPv6 設定

[Advanced Settings] タブでは、スイッチ ポートの IPv6 設定を表示することができ、次の操作を実行することもできます。

IPv6 の詳細については、スイッチに付属の『Software Configuration Guide』を参照してください。

IPv6

インターネット プロトコル バージョン 6(IPv6)を使用すると、ネットワークで使用できる IP アドレス数が増加し、アドレス管理が容易になります。

IPv6 を有効化するには、[Advanced Settings] タブで [Enable IPv6] チェックボックスをオンにします。

デフォルトでは、IPv6 は無効になっています([Enable IPv6] チェックボックスがオフになっています)。

Interface

IPv6 アドレスを割り当てるスイッチ ポートです。

IPv6 Address

IPv6 アドレスは、選択したスイッチ ポートに固有の識別子です。フォーマットは、コロンで区切られた 4 つの文字で記された 128 ビットの数値アドレスです。各文字に使用できるのは、0 ~ 9 および A ~ F です。

ポートに割り当てる IPv6 アドレスが、ネットワーク上の他のインターフェイスの IPv6 アドレスと重複していないことを確認してください。

Prefix Length

IPv6 プレフィクスの長さです。この値によって、プレフィクスを構成するアドレスの上位の連続ビット(アドレスのネットワーク部分)の桁数が決まります。プレフイックスの値に使用できるのは、0 ~ 128 です。

EUI-64

インターフェイス ID 用の Extended Unique Identifier(EUI)-64 フォーマットです。

[EUI-64] をオンにすると、IPv6 アドレスは自動的に設定され、IPv6 アドレスの下位ビットにはインターフェイス ID が用いられます。インターフェイス ID を使用して自動的に設定できる下位ビットの桁数は、プレフィックス長によって異なります。

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IPv6 の有効化または無効化

デフォルトでは、IPv6 は無効になっています([Enable IPv6] チェックボックスがオフになっています)。

Express 設定の [Advanced Settings] タブで、次の操作を実行できます。

  • スイッチで IPv6 を有効化するには、[Enable IPv6] チェックボックスをオンにして、[Submit] をクリックします。
  • スイッチで IPv6 を無効化するには、[Enable IPv6] チェックボックスをオフにして、[Submit] をクリックします。

注:IPv6 を有効化すると、Express 設定の完了時にスイッチが再起動されます。

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IPv6 アドレスの追加

IPv6 アドレスを追加するには、次の手順を実行します。

  1. Express 設定の [Advanced Settings] タブで、[Add] をクリックします。

  2. インターフェイスを選択します。

  3. IPv6 アドレスを入力します。

  4. プレフィックス長を入力します。デフォルト値は [64] です。

  5. IPv6 アドレスの下位ビットにインターフェイス ID を使用して自動的に IPv6 アドレスを設定する場合は、[EUI-64] チェックボックスをオンにします。自動的に設定しない場合、このチェックボックスがオフになっていることを確認してください。

  6. [Done] をクリックします。

  7. すべての IPv6 アドレスを追加するまで、ステップ 1 ~ 6 を繰り返します。


    注:スイッチに設定できる IPv6 アドレスの最大数については、スイッチに付属の『Software Configuration Guide』を参照してください。

  8. [Submit] をクリックすると、変更が保存されます。

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IPv6 アドレス設定の変更

インターフェイスの IPv6 アドレスまたは関連設定を変更するには、次の手順を実行します。

  1. Express 設定の [Advanced Settings] タブで、インターフェイスの IPv6 アドレス設定を変更します。

  2. [Done] をクリックします。

  3. [Submit] をクリックすると、変更が保存されます。

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IPv6 アドレスの削除

IPv6 アドレスを削除するには、次の手順を実行します。

  1. Express 設定の [Advanced Settings] タブで、1 つまたは複数の IPv6 アドレスのチェックボックスをオンにします。

  2. [Delete] をクリックします。

  3. [Submit] をクリックすると、変更が保存されます。

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