| ダッシュボード |
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ダッシュボードは、スイッチについての情報を提供し、スイッチのステータスおよびその性能を監視するメイン ウィンドウです。ダッシュボードはデフォルト ウィンドウであり、デバイス マネージャを起動すると表示されます。ダッシュボードには次の情報が表示されます。 このウィンドウ使用時のヒント
[Switch Information] 領域には、スイッチに関する次の情報が表示されます。
[Switch Health] 領域には、スイッチの全体的な状況を示す以下のようなゲージおよび指標があります。 使用帯域幅ゲージは、現在使用中のスイッチ帯域幅のパーセンテージを示します。ポインタをゲージの上に置いて、このパーセンテージを表示することもできます。ゲージの各バーは 10% を示し、10% に満たない増分は表示されません。また、5% 未満の合計使用帯域幅はゲージに表示されません。 データは 60 秒ごとのシステム リフレッシュ時に収集されます。ゲージを手動でリフレッシュするには、ツールバーの 使用帯域幅ゲージの情報は、スイッチがネットワーク経由でデータ パケットを送信するデバイスからのネットワーク動作を認識すると、更新されます。ネットワーク動作が増加すれば、ネットワーク経由でデータを送信するデバイス間のコンテンションも増加します。コンテンションはコリジョン（同時に 2 つのデバイスがデータを送信する）の原因となり、デバイスはデータを再送しなければならなくなります。また、過剰なコリジョンは、伝搬遅延の原因となることがあります。たとえば、ユーザがネットワーク上での情報の送受信中に過剰な遅延を実感する可能性があります。 使用帯域幅ゲージの情報は、スイッチがネットワーク経由でデータを送信するデバイスからのネットワーク動作を認識すると、更新されます。ネットワーク動作が増加すれば、ネットワーク経由でデータを送信するデバイス間のコンテンションも増加します。スイッチの使用状況を監視しながら、一定期間中のネットワーク動作における使用率が想定範囲内かどうかを確認してください。使用率が低いと予想される期間の使用率が高い場合は、問題が発生している可能性があります。 スイッチを監視しながら、帯域利用率が一貫して高くなっていないかどうかを確認してください。一貫して高い場合、ネットワークに輻輳が生じている可能性があります。スイッチが最大帯域幅に達し（90% を超える利用率）、バッファが一杯になっている場合、受信したデータ パケットの廃棄が開始されます。ネットワーク上の多少のパケット損失は異常とは見なされず、こうした場合はスイッチでパケットの回復が試みられます（たとえば、デバイスにデータの再送信を要求します）。しかし、過剰なパケット損失はパケット エラーとなり、ネットワーク全体のパフォーマンスを低下させる場合があります。 輻輳を減らすには、ネットワークをサブネットワークに分割し、他のスイッチやルータで接続する方法を検討します。デバイス障害や接続障害など、スイッチの帯域利用率を増加する他の原因も確認します。 スイッチでネットワーク トラフィックが処理される様子を詳細に監視するためには、以下を確認します。 グラフィックの下に実際のパーセンテージが表示されます。実際のパーセンテージは、ポインタをゲージの上に置いて表示することもできます。ゲージの各バーは 10% を示し、10% に満たない増分は表示されません。また、10% 未満のパケット エラーのパーセンテージは表示されません。 データは 60 秒ごとのシステム リフレッシュ時に収集されます。ゲージを手動でリフレッシュするには、ツールバーの パケット エラーのパーセンテージは以下の 2 つの値の比較によって計算されます。
パケット エラーのパーセンテージが高い（10% を超える）場合、スイッチの帯域利用率も高すぎる可能性があります（ネットワークに輻輳が生じている兆候）。この他に、パケット エラーの原因として、ケーブル配線の問題や、デュプレックス モードの不一致などポートの設定ミスなどがあります。そのような場合、ネットワーク ユーザにはネットワーク リソース（サーバやプリンタなど）やインターネットへの接続が不安定になったり、切断されたりといった症状が現れます。また、過剰なコリジョンは、伝搬遅延の原因となることがあります。たとえば、ユーザがネットワーク上での情報の送受信中に過剰な遅延を経験する可能性があります。 [Port Statistics] ウィンドウには、スイッチによって収集される一部のパケット エラーのタイプが表示されます。ネットワーク トラブルに関してより詳しい原因を特定するには、パケット エラーのタイプが役立ちます。 スイッチでネットワーク トラフィックが処理される様子を詳細に監視するためには、以下を確認します。 パケット エラーのタイプには以下のようなものがあります。
PoE 使用率ゲージは、Power over Ethernet（PoE）ポートを搭載しているスイッチの場合に表示されます。 PoE ゲージには、スイッチから給電されている接続デバイスに割り当てられている電力の合計パーセンテージが表示されます。ゲージ上にポインタを置くと、使用中の電力と残りの電力の実パーセンテージ（ワット数）が表示されます。ゲージの各バーは 10% を示し、10% に満たない増分は表示されません。また、5% 未満の合計 PoE 使用率はゲージに表示されません。 データは 60 秒ごとのシステム リフレッシュ時に収集されます。グラフを手動でリフレッシュするには、 スイッチは自動的に電力バジェットを保持し、電力リクエストを監視および追跡し、使用可能な場合に限り電力を供給します。スイッチが接続先 PoE デバイスに電力を供給している場合には、このゲージの動きを確認してください。 PoE バジェットに関する詳細については、スイッチに付属の『Software Configuration Guide』を参照してください。 ファンの状態は、スイッチにファン（またはブロワー）が付いている場合にだけ表示されます。 ファンのアニメーションには、スイッチ上のファン（またはブロワー）が回転しているかどうか、つまり正常に機能しているかどうかが示されます。 Catalyst 3560E-12D スイッチと Catalyst 3560E-12SD スイッチでは、ファンのアニメーションの上にポインタを置くと、設置されているファン モジュールの状態が表示されます。Catalyst 3560E-12D スイッチと Catalyst 3560E-12SD スイッチにあるファン LED でも、ファンの状態を確認できます。LED の色の意味は スイッチ内部の相対温度をモニタするためには、ファンのアニメーションの付いた温度計のグラフィックを使用します。 ファンが回転していない場合には、スイッチ本体を確認してください。スイッチの適正な運用温度、またトラブルシューティング情報については、『Switch Hardware Installation Guide』を参照してください。[Support] ウィンドウには、スイッチのマニュアルへのリンクがあります。 温度の状態は、スイッチに温度センサーが付き、許容温度設定がサポートされている場合に表示されます。 温度のグラフィックは、スイッチ内部の相対温度を示します。実際の温度（摂氏）はグラフィックの下に表示されます。スイッチ内部の相対温度を監視するには、ファンのアニメーションの付いた温度計のグラフィックを使用します。 温度計のグラフィックには以下の情報が表示されます。
スイッチの状態は、そのスイッチに設定された温度のしきい値に応じてグラフィックで表示されます。しきい値はスイッチによって異なります。温度のしきい値を変更するには、スイッチのコマンドライン インターフェイス（CLI）を使用します。 温度のしきい値の詳細については、スイッチに付属の『Software Configuration Guide』および『Command Reference』を参照してください。[Support] ウィンドウには、スイッチのマニュアルへのリンクがあります。 ポート使用率グラフはすべてのポートの受信使用率（ブルー）および送信使用率（パープル）を表示します。ポインタをグラフ内の色分けされたバーの上に置くと、個別のポートの使用率を見ることができます。 データは 60 秒ごとのシステム リフレッシュ時に収集されます。グラフを手動でリフレッシュするには、 注：ブラウザから [Refresh] オプションを使用すると、デバイス マネージャがリロードされます。 一定期間中（60 秒のリフレッシュ サイクル 10 回まで）のポートごとの使用率パターンを表すグラフを表示するには、[View Trends] をクリックします。各ポートの送受信の統計情報については、[View Port Statistics] をクリックします。 ポートのパフォーマンスの詳細については、以下を確認します。 各ポートに割り当てられる帯域幅の割合は、対称型接続（帯域幅を各ポートに均等に配分）に基づく場合と非対称型接続（ポート間で帯域幅が不均衡）の場合があります。
帯域幅の割り当ては、接続のデュプレックス モード（半二重または全二重）によっても変わります。 |
[Refresh] をクリックすると、表示されている情報が更新されます。このウィンドウの情報は、システム リフレッシュ時（60 秒ごと）に自動更新されます。